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【今週のことば】伴食大臣/団栗の背競べ/長広舌を振るう

集英社辞典編集部編

伴食大臣
(ばんしょくだいじん)

地位を得ながら実力がともなわず他のなすがままにまかせている大臣。無能で実力のない大臣のことをいう。「伴食」は、主客の伴(とも)をしてごちそうになること。唐の玄宗のころ、盧懐慎(ろかいしん)は、まじめだが実務のすべてを姚崇(ようすう)にまかせる無能ぶりであったので、伴食宰相と呼ばれていたという故事による。
『旧唐書(くとうじょ)―盧懐慎伝』に、「懐慎与紫微令姚崇掌枢密。懐慎自以為、吏道不崇。毎事皆推譲之。時人謂之伴食宰相」とある。

〔例〕「当選回数で大臣の椅子が決まるなんて、伴食大臣のようなものだね」とか、「社長のかばん持ちから重役になった伴食大臣のような専務では信頼できない」などと使ったりする。

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団栗の背競べ
(どんぐりのせいくらべ)

団栗は形も大きさも同じようで代わり映えしないところから、どれをとっても平凡でとくに優れたものがないことをいう。

〔類〕(あり)の丈(たけ)/一寸法師の背競べ/団栗の丈競べ
〔会〕「あなた、何回お見合いしたら気がすむの。もう、いい加減に決めてしまいなさい」「でもママ。これまで会った人って、みんな団栗(どんぐり)の背競(せいくら)べで、これといった決め手がないのよ」

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長広舌を振るう
(ちょうこうぜつをふるう)

長々と得意げにしゃべり立てる。「就任以来初のお国入りとあって、大臣は2時間もの長広舌を振るった」

〔語源〕「長広舌」は、「広長舌」の変化したもの。「広長舌」は、仏の三十二相の一つで、広くて長く、伸ばし広げると耳や髪の生え際まで達するほどの舌。

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