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【今週のことば】乾坤一擲/有卦に入る/一か八か

集英社辞典編集部編

乾坤一擲
(けんこんいってき)

天が出るか、地が出るか、サイコロで賭けること。のるかそるかの大勝負。転じて、運命を賭けて物事をなすことをいう。「乾坤」は、天と地の意味。「擲」は、投げること。

〔例〕朝礼のときなどに、「今度の新製品の売り出しには、わが社の命運がかかっております。われわれ営業3課としても、乾坤一擲これの売り出しに全力を投じようではありませんか」というように使い、勝負に出ようという意気込みを表したりする。
〔類〕孤注一擲(こちゅういってき)
――「孤」は、わずかしか残っていないという意味。「注」は、そそぐこと。わずかしか残っていないものを、すべてつぎこむこと。

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有卦に入る
(うけにいる)

幸運の続く期間をいう。陰陽道では、人の生年を干支(えと)に当てはめて吉凶を判断し、それぞれ有卦と無卦とに分ける。有卦に入れば7年間は幸運が続き、無卦に入れば5年間は凶事が続くという。

〔出〕好色一代男(こうしょくいちだいおとこ)
〔会〕「ようし、有卦(うけ)に入ったぞ。どんどん来い」「しかし、もうひとつ熱が入らんな。マッチ棒賭(か)けてやる花札は」

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一か八か
(いちかばちか)

結果がどうなるか予想できないことを、運に任せて思いきってやってみること。「こういう事態にまで追い詰められたからには、一か八かやってみるしかないではないか」

〔類〕のるかそるか
〔語源〕カルタ賭博(とばく)から出た言葉で、数字の1が出るか8が出るかで勝負したところからという。また、さいころ賭博で、さいの目に1が出て勝つか、出ないために負けるかの意の「一か罰か」からという説や、「丁か半か」の「丁」と「半」字の旧字体のそれぞれの上部(「一」「八」)をとったものという説がある。

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