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【今週のことば】梁上君子/盗人の昼寝/暇を盗む

集英社辞典編集部編

梁上君子
(りょうじょうのくんし)

盗賊。泥棒のこと。転じて、ねずみのことにもいう。「梁上」は、うつばりの上、柱にわたす横木であるはりの上という意味。中国の後漢の陳寔(ちんしょく)が、はりの上に隠れている泥棒をさして、子供たちに、悪い習慣を身につけると、あのはりの上にいる君子のような姿になってしまうといって戒めたという故事による。
『後漢書(ごかんじょ)―陳寔伝』に記述がある。

〔例〕梁上君子のようにこそこそとしていては大成しないよ」といったり、「今では考えられないことかもしれないが、就職難の時代には、梁上君子にでもなろうかと、やけっぱちな気持ちになったこともあった」などと使ったりする。

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盗人の昼寝
(ぬすびとのひるね)

泥棒が昼寝をしているのには、夜、盗みに入ろうという目的があるからで、何事にもそれ相応の理由があることをいう。

〔出〕浮世草子(うきよぞうし)・傾城禁短気(けいせいきんたんき)
〔会〕「おまえ、試験が近くなると寝てばかりいるな。ちゃんと勉強しているのか」「お父さん、盗人の昼寝といってね、それなりに理由があるんだよ。ぼくって、答案用紙見ると、すぐ眠たくなる癖があるからさ……」

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暇を盗む
(ひまをぬすむ)

忙しい最中に暇をこしらえる。忙しいときに、隠れてちょっと何かをする。「昨夜は原稿締め切りで大忙しだったのですが、暇を盗んで友人のパーティーに少時出席しました」

〔語源〕「盗む」は、ここでは、人に知られないようにひそかに、また、うまくする意で、「人目を盗む」「サインを盗む」などと使う。

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