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連載

夢を語ることが許されない世の中(20歳・Kさん)

第26回

Colabo(一般社団法人)

私は、母の再婚相手である父親から、殴る蹴るの暴力を受けていた。
けどそれよりも、言われた言葉のほうが辛かった。あざやけがは治るけど、心の傷は深く残る。

例えばこんな言葉があった。

勉強しようとすると……
「勉強なんてしないでバカはバカらしく役立つことしろ」
習いごとしたいといえば……
「お前には絶対無理。金の無駄だから」
朝にゴミを捨て忘れたときには……
「なんでこんな簡単なこともできないんだ。使えないな。お前は、社会のゴミだ」とゴミを投げつけられる。

「早く死ね。お前が死ねば300万円入るから」
時には、生きていることも否定された。

すべてにおいて否定され続けた人生。
生きている価値なんてないと思った。

家庭だけじゃない。
学校や児童養護施設で、将来の夢を語ると「現実をみて?」と一言。ここでも否定される。

なんで、こんなに否定するの?
やってみないと分からないのに……。

目指そうとしているものが、本当にかなうかどうかなんて分からない。

それでも、やることに価値がある。

次の世代で、目標があって目指している人がいたら、やりたいことを応援して、手を差しのべる。そんな大人になりたい。

著者情報

一般社団法人

Colabo

コラボ

『すべての少女が 「衣食住」と「関係性」を持ち、困難を抱える少女が搾取や暴力に行き着かなくてよい社会』を目指して活動する非営利団体。2011年に仁藤夢乃を代表として設立。10代の少女たちと支援する/される関係ではなく「共に考え、行動する」ことを大切にしており、虐待や性暴力被害を経験した10代の女性たちとともにアウトリーチや、虐待や性搾取の実態を伝える活動や提言を行っている。

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