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連載

大人の偏見が子どもを殺す(高校3年・Iさん)

第25回

Colabo(一般社団法人)

小5の時、成績が下がった私に母が放った言葉は、「あんたみたいな失敗作品要らなかった」だった。あの日から私は生きる意味が分からなくなった。生きてる実感なんて全く無くて、ただただ苦しかった。

中2の春、援交をした。って言ってもお金を受け取っただけ。でも学校の先生が私に放った言葉は、「学校の名前に傷を付けてまで、お金が欲しかったか?」だった。別にお金なんて要らなかったよ。ただ生きてる実感が欲しかっただけ。

それから私は非行に走り、大人と社会に反発して生きるようになった。それでも大人は、「自分を大事にしなさい」とか「親の愛に気づいていないだけ」って私に言った。あぁ……私の気持ちは誰にも理解されないんだなって絶望した。

大人が持つ偏見が、態度が、言動が子どもを殺す。
援交するのはお金が欲しいから……?
リスカするのはかまってほしいから……?
万引きするのはお金が無いから……?

馬鹿じゃねえの? 私はそういう大人に叫びたい。そうしなきゃならなかった理由を、背景を、知ってください。もっと、子どもの話をゆっくり聞く時間を作ってください。私たち子どもとちゃんと向き合ってください。

私は親の愛を知らない。だから自分を大切にすることも、誰かを愛することもできない。でも、ただ一つ確実に言えることがあります。それは、頼れる大人の支えがあれば、生きる希望に繋がるということです。忘れないで、今も毎日必死に生き抜いてる子がいることを。

著者情報

一般社団法人

Colabo

コラボ

『すべての少女が 「衣食住」と「関係性」を持ち、困難を抱える少女が搾取や暴力に行き着かなくてよい社会』を目指して活動する非営利団体。2011年に仁藤夢乃を代表として設立。10代の少女たちと支援する/される関係ではなく「共に考え、行動する」ことを大切にしており、虐待や性暴力被害を経験した10代の女性たちとともにアウトリーチや、虐待や性搾取の実態を伝える活動や提言を行っている。

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